どんよりとした曇り空でしたが、心地よい東風が吹き抜ける大和ゲレンデの朝です。
それでも時間が経つにつれ湿度が上がり、初めて暑いと感じたTRISトレーニングでした!
☆
大和ゲレンデでは
☆
☆
☆
☆
☆
☆
名前は分かりませんが、爽やかな匂いする花も咲いています。
☆
ようこそ!! COMPE 104 おやじのブログヘ。
☆
1回目のテーマは、
『早い捉え』:谷周りの曲面(プルークスタンス)
http://compe104.com/wp_blog/?p=4390
・
2回目のテーマは、
『エッジ角付の緩め方』:フォールラインから山周りの曲面(プルークスタンス)
http://compe104.com/wp_blog/?p=4411
・
そして最後、3回目のテーマは
『走らせる切り替え』S字の曲面(パラレルスタンス)
*走らせる切替えはプルークスタンスでは演技できないのでパラレルスタンスで行います。
ここで確認しておきたいことが有ります。
2回目のテーマ、エッジの緩めるはどこまで緩めるか?です。
当然走らせるには板の撓みを引き出す切り替えが必要となります。
エッジの緩め方の中でご紹介した柏木選手と丸山選手の画像を見て頂くと分かります。
☆
☆
☆
☆
☆
☆
☆
二人の上体は切り替え直前、斜面に対して直角にあります。
しかし、スキーは斜面とは並行ではなく、ほぼ水平面と平行になっています。
特に外スキーには二人の自重と荷重そして外力によって板が撓んでる現象に現れています。
ここまでの状態(上体は斜面に直角、スキーは水平面と平行)が山周りでエッジを緩めた曲面です。
☆
ここからが今回のテーマ『走らせる切り替え』のS字の曲面になります。
1、スキーは水平面平行の状態から
重心移動による自重と荷重、外力とスキー本来の性能より撓んだ状態。
・
2、外スキー撓みの解放(発射とも言われています)
①外スキー(次の内スキー)を斜め前(山方向)に動かして解放する。
②内スキー(次の外スキー)は斜め前(山方向)に動かして外スキーと同調する。
*外スキーに溜まったパワーを次にターンに繋げる為、上体はスキーの推進する方向に同調するが、
*スキーを動かして解放する分、このタイミングでアンダークロスの切替が生じる。
・
*ニュートラルは(スキーが雪面と平行の曲面)切り替えの通過点である。
・
3、回転弧調整
①浅いターン弧の場合は、
動かす角度は深く、そしてリバウンドを使って早く、
体軸は外スキーよりから内スキーよりに、目線は次のフォールライン付近に。
②深いターン弧の場合は、
動かす角度を浅く、そしてゆっくり動かす、
体軸は外スキーよりから中間に、目線はスキーと正対に。
・
4、脚の伸展
外スキーの解放からニュートラルを通過し、次のターンでエッジングが始まると同時に脚の伸展をする。
①特に外脚は股関節と一緒に伸展し、早いエッジングを!
②内スキーは一瞬伸展するが、外スキーがエッジングし始めたら、内股関節と同時に力を緩める。
☆
今回、TRIS3つの曲面で滑りを大まかに分析してみました。いかがでしたか?!
『そんな感じ、参考になった』と同感された方もいらっしゃると思いますが、
『ちょっと違うね!今一つだね!』と思われた方も多いと思います。
・
*少し繊細で感覚的な要素があり、表現しづらい点が多少ありますので、現場で説明したいと思います。
・
技術の手法や感覚を順追って文字にするのは結構難しいものです。
上手く表現が出来ない点はご理解頂きたいと思います。
・
この滑りは
正月に丸山貴雄キャンプで教えて頂いたことや、
全日本スキー技術選手権を観させて頂いたこと
スキージャーナルやグラフィックで学んだこと
先日、飯酒盃大祐キャンプで教えて頂いたことをベースに、
自分なりに整理し、TRISトレーニングで実施している事です。
少しでも参考に成ればと想い書かせていただきました。
☆
今日のTRISトレーニングの様子です。
谷周りと山周りの曲面を意識しています。
皆さん、理解して良い滑りになってきましたね。
しかし、走る切り替えの曲面は難しいようです。
引き継き頑張って練習していきましょう!
☆
大和ゲレンデはこんな感じです。
☆
☆
☆
☆
☆
☆
左が一番奥、スタート地点になります、右は下り斜面、ここをメインに滑り下ります。
追い風になると結構スピードが出るので外力が貰えスキー感覚と全く同じになります。
☆
TRIS(ツリス)についてはこちらのサイトでご紹介しています。
http://compe104.snow2.net/?p=837
一緒に練習して、来シーズンの目標達成してください。
・
週末は雨が降らない限りいつも滑っていますので一緒に楽しみましょう。