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10月 27

『1級合格を目指せ!上達を妨げる勘違いを直せ!!第8回小回り編(切って滑りたいはコントロール不能?!』

今朝も5時起き!
楽しみにしたいた週末なのに朝から雨ですね!
でも、7時過ぎには上がって仕事に出る9時半ごろには晴れ間が(*´з`)
コタローも天気が心配の様子です(*^^*)

ようこそ!! COMPE 104 おやじのブログヘ。

1級受検のレベルの皆さんにとっては?

上級・エキスパートスキーヤーの滑り方や体の使い方が、

逆効果に反映される場合は少なくはありません。

チョッとしたものの見方や考え方を変える理解をするだけで、

1級合格するための運動の組み立てが変わってくると確信しています。

自分の1級受検頃の体験談も交えながらご紹介します。

1級合格を目指せ、上達を妨げる勘違いを直せ!』というタイトルで、

今日は第8回、小回り編(切って滑りたいはコントロール不能?!)です。

上手い上級・エキスパートスキーヤー落下スピード、ターンスピードが

速く滑っている姿を見かけると凄いなと思う瞬間です。

あんな風に滑りたいと思っている1級前後のスキーヤーはかなり多いと思います。

実はただスピードを上げているだけではないんですよ!

その辺のところを、しっかり探っていきましょう(‘ω’)ノ

早く滑るエキスパートスキーヤーを見て自分は?

スタート地点から多少の助走をつけ切って滑り始める滑りを観て同じように、

1.2ターン目からエッジングが遅れ遅れになり当然暴走!

15度ほどの中斜面で試してみても、

どんどんスピードが上がりターン落下スペースが大きくなり小回りにはならない!

どうしたらあんな滑りが出来るのだろうと思った時期もありましたね( 一一)

では上級・エキスパートはなぜ切って早く滑れるのでしょうか?

実は早く丸いターン弧を切って滑っているように見えるのは?

スキーのトップ入るターンの入り口部分とテールが抜け出す部分が同じ所を通る、

また、トップが抜け出す部分とテールも抜け出す部分が同じのため切ってるように見えるのです。

意識的には、切っている感覚は少なくズレを多用して滑っています。

入り口と抜け出しは同じラインを通りますが、

舵取り期ではトップ部分よりテール部分は外側を通ります。

俗にいう三日月型のシュプールになり、

早く滑りたい場合は三日月型が薄く、もっとコントロールしたいときは厚い三日月形になります。

弧の滑りは、脚の捻りや脚の伸展(伸ばす)と屈曲(縮める)の運動が複合化されて出来るのです。

弧の三日月型を斜面や雪質などの条件に合わせて滑れるのがエキスパートスキーヤーと言えます。

では、三日月形のシュプールをイメージしてシミュレーションを体感してください。

まず、脚が100度前後曲がった状態で座れる椅子に座って足を床から離してください。

このポジションは切り替えのニュートラルと仮定します。

脚の運動は足裏は床を滑らせたり離れたり、脚は伸展と屈曲を繰り返します。

舵取り期で床から離さずは足裏は宙には浮かさないでください。

宙に浮いた指先を右に向けながら後ろに引いて谷周りのスターティングポジシニング、

ここから谷周り右ターンの始まりです。

ポイントは、左内足親指を反り上げて外脚に同調する意識です。

足裏足首がそのままで、脚を右横に伸ばしながら幾分斜め前に

このポジションは、舵取り期マックスのフォールライン、脚の運動です。

注意したいことは、右へ脚が伸びた際、上体が左に動かないことです。

一番伸びた脚を縮めながら膝をリードさせて前方前に(足首と指先はそのままです)

また、脚の動きと同時に上体を少し前に動かし、懐を深くなるよう意識します。

このポジションまでが山周り切り替え寸前の運動になります(此処では床に付けたまま)

 次は切り替えです。

両足裏が床についてる状態(足首と指先はそのまま)から宙に浮かして、

エッジングしていた右外足の親指を逆に反り上げながら、真下の戻しニュートラル、

そのまま足首と足裏を動かし続けて、左後ろのスターティングポジショニングで床に下します。

切り替えの足裏は宙に浮いている感じです。

上体は幾分前に意識しますが基本はブロック、動くのは足裏を中心とした脚と股関節です!

三日月型シュープールを調整するのは、

谷周りからフールラインにかけてのテールの動きの量を調節しています。

細く早く浅く滑りたい場合は、ブーツ踵より中心にトップとテールを少し回旋させる。

太く深くコントロールしたい場合は、ブーツセンター中心にトップの回旋とテールの押し出しを使う。

どうでしょう、イメージは作れたでしょうか?

1級受検レベルでは切って早い滑りは必要なのか?

当然、1級受検レベルでは切って早い滑りは必要ありません。

上級・エキスパートレベルのスキーヤーは中斜面を切って滑っていますが、

このレベルでは、何時でも何処でもどんな雪質でもコントロールできることが重要です。

キレの部分は意識することはありません、常に太い三日月を意識してズラしましょう。

スピードはスタートからゴールまで等速で滑れることが重要なんです。

このレベルで切って早く滑りたいはコントロール不能に陥るので全く必要ありません。

少しづつ、意識を変えてシーズンを迎えて頂ければ幸いです。

次回は第9回、小回りが出来ない勘違いのスキー選び?!です。

お楽しみに(‘ω’)ノ