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10月 22

『1級合格を目指せ!上達を妨げる勘違いを直せ!!第6回、小回り編(遅れないようにとつま先立ち)?!』

昨日に引き続き快晴の早朝!

今朝は初霜も下りまし、浅間山では初冠雪!

例年より1週間早いみたいで降雪に期待できるかも?!

快晴(7.0度)の中気持ち良く早ウォーキング8.3km

8.3km(時速6.3km) 412カロリー 10557歩

ストレッチを40分、爽やかな週のスタートです(^^♪

ようこそ!! COMPE 104 おやじのブログヘ。

1級受検のレベルの皆さんにとっては?

上級・エキスパートスキーヤーの滑り方や体の使い方が、

逆効果に反映される場合は少なくはありません。

チョッとしたものの見方や考え方を変える理解をするだけで、

1級合格するための運動の組み立てが変わってくると確信しています。

自分自身の1級受検頃の体験談も交えながらご紹介します。

1級合格を目指せ、上達を妨げる勘違いを直せ!』というタイトルで、

今日は第6回、小回り編(遅れないようにとつま先立ち)?!です。

急斜面の小回りでキュンキュン回りながら落ちて行くエキスパートスキーを

後ろから脇から、そして下から身構えて良く見ていたものです。

本当に小回って難しいて思っていた頃が一番壁にぶつかっていた時です。

キュンキュン回りながら落ちて行く滑りを見て自分は?

・山に残らず遅れまいとして上体を谷方向に

・谷方向に意識すると前のめりになる(突っ込んだシルエット)

・結果荷重はつま先立ちで踵が浮いた状態!

・どうしてもスピードコントロール出来なくて

・どうしても丸いターンが描けなくて苦労した!

上級・エキスパートはどの荷重ポジションで滑ってるのでしょうか?

スキーは回転半径があり、特にスキーの特性を出すために小回りのスキーのサイドカーブは

11.5m~13.5mと回転半径が小さいのが現状の小回り用スキーです。

トップスキーヤーはこのサイドカーブを上手く利用しているのです。

一般論の上級者の小回りをご紹介

谷周りのタイミングではトップを早く捉える為に、土踏まずから母指球にかけて荷重をし

フォールライン付近では土踏まずから踵に荷重しスキーを撓ませて落下する意識

山周りでは踵に乗ってテールを撓ませトップを軽くし捻る運動で切り替えています。

基本の足裏の前後重心移動は明確です。

母指球(谷周り)→土踏まず(フォールライン)→踵(山周り)

とあるナショナルデモは『いつも踵だよ』といデモもいます。

まっ、そのレベルだとそうなのかも知れませんが、

真似するとすっぽ抜けますので気を付けてくださいね( 一一)

では、基本の足裏の前後重心移動は体験できるのでしょうか?

ブーツを履いて(素足でも良いですよ)平担な場所で荷重のシミュレーションをしてみましょう。

・腰幅スタンスと中間ポジションからつま先を開く逆ハの字を作ると、

足裏の荷重は母子球付近にあると思います。

・大股スタンスで踏みつけラインを感じると足裏センター(母指球から踵)にあると思います。

・腰幅スタンスと中間ポジションから踵を開くハの字を作ると、

足裏の荷重は踵側にあると思います。

このスタンスが足裏の荷重移動になります。

谷周り(爪先開く逆ハの字)→フォールライン(大股開き)→山周り(踵開くハの字)

これで右足は左ターンの外足重心移動、左足の荷重が右ターン外足の重心移動になります。

平坦なので分かりやすいと思いますが急斜面では難しくなると思います。

では1級受検レベルでは足裏の荷重移動は必要なのか?

1級レベルでは意識した重心移動は要りません。

それは、意識して動かすとし過ぎの運動が生じ、

山周りでは後ろ過ぎるポジションでウイリー滑走になってしまうからです。

常に足裏真ん中で荷重する意識で操作すると、

平坦な場所でシミュレーションしたような荷重に結果生るはずです。

足裏の前後動が出来るのには何注意したらいいのでしょうか?

一番は斜面に対して垂直のポジションをキープすることです。

ポジションをキープするためのポイントをご紹介します。

・足首の緊張(常にブーツのタングに脛が吸い付いてる状態)させる、指先を上げる意識

・股関節の角度を変えない(上体の面が前後しないようにする)

・肩のラインを水平面に合わせる

・目線の距離を一定にフォールラインから外さない

・安定したストックワーク(グリップが上下しない、前後しない)

*リズムを取るのに少しは良いですよ♪

・スタンスを安定させる(腰幅より少し狭く左右が同調できる幅)

遅れまいとしてつま先立ちになるポジションは絶対にありません。

もしかして、踵が擦れて当たる方はそのつま先立ちで滑ってる可能性が否めません。

それと、スキーの性能を引き出すには、

スキーのボリューム(厚み)がある部分を踏まなければ綺麗には撓みません。

その部分は土踏まずから踵の部分になります。

遅れないようにとつま先立ちは全く論外です、理解出来ましたでしょうか?

少しづつ、意識を変えてシーズンを迎えて頂ければ幸いです。

次回は第7回、小回り編(低く滑りたいと操作不能)です。

お楽しみに(‘ω’)ノ