とほほ( 一一)
朝トレTRISの日曜だというのに朝は雨!
初滑りまで1か月を切った今の雨はちょっと痛いですね~(*´з`)
昨日、第一弾のNEW STOCKLI SKIの入荷が有りました。
只今、10月末のチューンナップ作業に追われていますので、
取付、連絡、発送など今暫くお待ち下さいませ。
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ようこそ!! COMPE 104 おやじのブログヘ。
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『1級合格を目指せ、上達を妨げる勘違いを直せ!』というタイトルで、
今日から10回の連載で語らせて頂きますので宜しくお願いします(‘ω’)ノ
前回話した通り、1級受検のレベルの皆さんにとっては?
上級・エキスパートスキーヤーの滑り方や体の使い方が、
逆効果に反映される場合は少なくはありません。
チョッとしたものの見方や考え方を変える理解をするだけで、
1級合格するための運動の組み立てが変わってくると確信しています。
自分自身の1級受検頃の体験談も交えながらご紹介します。
では皆さん、シーズン間近になった今、
スキーのDVDを見たりしてイメージを高めてらっしゃるスキーヤーも多いと思います。
一緒に絡めて考えて頂ければ幸いです。
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第1回は大回り編(強い内傾角は上達の敵)です。
ゲレンデ中急斜面ではハイスピードの大回りを内傾角強く滑る姿が格好良く目に映るものです。
自分も1級受検の36.7歳の頃は
『あんなに傾けて格好良く滑りたいな?』『内側に倒れて早く滑りたいな?』
『お尻が雪面にもう少しで触る程の滑りはどうしたら出来るんだろうと』悩んだものです。
滑る形だけに捉われた自分は?
・頭や内肩が内側に倒れた内倒状態の滑りになってしまった!
・フォールライン過ぎからも内側に倒れているため、体が山に残り切れ替えが出来ない!
・切れて滑れるどころかテールがズレて丸いターン弧が描けない!
・倒れすぎているためポジションが不安定に!
等々、内側に倒れる滑りは1級受検レベルでは弊害に繋がってしまった事を覚えている( ;∀;)
ではどうして上級・エキスパートは強い内傾角で滑れるのでしょうか?
一番は外足にしっかり荷重が出来、ターンスピードが上がりより深いターン弧が出来ることで、
強い外力(遠心力)生じ、その外力とのバランスが取れた結果が強い内傾角の滑りに現れるのです。
それと、外脚は伸ばす(伸展)内脚は縮める(屈曲)の運動が正確に出来ているからです。
特に内脚の3関節(足首・膝・股関節)が屈曲されたのは柔らかく使えた結果です。
外脚の伸展で外力とのバランス、内脚3関節の柔軟性が強い内傾角を生むのです。
時には色気を出してもっと内傾角を出そうとして外エッジを外すことも有るんですけどね( 一一)
では1級受検レベルでは強い内傾角で滑れないのか?
1級受検レベルではターンスピードも然程上らない、深いターン弧も描けないので、
当然、強い外力は生じないので、それに見合った内傾角しか現れないのです。
この状況下でもとっと強い内傾角を出そうとすると内足荷重のバランスの悪い滑りになってしまいます。
1級受検レベルの内傾角とどれくらいなものなのか?
基本的には外スキーインエッジにしっかり乗れるポジションを作ることです。
切り替え後、外スキー方向に移動しながら外スキーに荷重できるポジションを作れることが、
外スキーに外力が得られ、この外力とのバランスで傾きが出来るはずです。
注意したいことは、
傾く意識ではなく、特に肩や腕は水平を意識続けることで強いエッジングが出来、
スピードとターン弧、外力とバランスの取れた傾きの滑りが出来るはずです。
また切り替えもし易くなり、谷周りの入り口で早い捉えが可能となります。
それと内脚3関節の柔軟性ですが、このレベルで柔軟性を意識すると、
また内倒滑りが現れてしまうので1級を取得してからでも遅くはありません。
しっかり外スキーを踏めるポジションを習得することが大きなポイントとなります。
外スキーを踏めるポジションを習得できる練習方法は?
・内スキーをリフトして外スキー1本で滑るバリエーショントレーニングです。
・最初は10度~15度の中緩斜面で内足リフトのポジションや要領を習得し、
15度~20度の中急斜面で何度も何度も練習してください。
・今までより強く重いエッジングが可能になるはずです。
強い内傾角は上達の弊害に繋がることは理解出来ましたでしょうか?
少しづつ、意識を変えてシーズンを迎えて頂ければ幸いです。
次回は第2回、大回り編(走らせる早い切り替えは大失敗)です。
お楽しみに(‘ω’)ノ