日中はだいぶ気温が上がり、今にでも桜が開花しそうな感じです。
いつものラスカ総合運動公園からは日光連山を見ることは出来ません、やっぱり春ですね~。
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暖かくなってきたことで、早朝からウォーキングしてる方が増えてきましたね!
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ようこそ!! COMPE 104 おやじのブログヘ。
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51回全日本スキー技術選手権大会も終了し、
「技術選2014」OFFICIAL DVDも4/5に発売予定です。
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今回は全日本技術選手権大会オフィシャルサイトのレポート画像から
トップ選手の技術を探っていきたいと思います。
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1)決勝最終日ウサギ平の整地フリー、フォールライン付近舵取りの曲面では、
左が兼子佳代選手278点1位、
右が277点2位の佐藤麻子選手、共に素晴らしい滑りの画像です。
二人の滑りを見てみると、ターン軌道に対して正対して滑るための共通点がたくさんあります
①スキー左右の前誤差が出ていません。
特に股関節の運動が必要不可欠になります。
骨盤の向きをスキーのターン軌道に正対するために、外骨盤を前に内骨盤は後ろに動かしています。
特に内腰を内側に動かすことで外骨盤が前にリードされ、補助動作として内肘をターン方向に対して
内側に少し動かすことが効果があり、内腰と内肘が外旋運動がスキーの前誤差をなくしています。
それと、外スキーを斜め前に、スキーのエッジを縦切りするような、斜め前方向に脚を伸展させる
運動で外スキーを滑らせています。
②先行し過ぎない目線
ターン軌道に正対した目線の佐藤選手と、次のフォールラインに目線を向けてる兼子選手、
どちらも行きすぎない目線でターンをリードしています。
先行し過ぎた目線は骨盤で外力を支えることが出来なくなり、スキーから骨盤が外れ捻じれる現象で
外脚のエッジグリップが弱く、外力とのバランスが悪くなります。
③外脚と内脚の独立性
外脚のみで外力を受け、外脚1本で滑っている感覚です。
内脚は自分の重み、自重でエッジングしている感覚です。
*外脚(外スキー)と内脚(内スキー)の荷重の質は全く違うことと認識してください。
④外・内股関節と膝関節の関節の独立性
外股関節で外力を受け止め、外脚を伸展し外力とのバランスを取っています。
内股関節と膝関節は柔らかくスプリング的に使い、内傾角のバランスを取っています。
⑤外脚主体に滑るために
谷周りの曲面で傾いた肩のラインを水平に戻して、より強い外エッジを意識しています。
このシルエットがスムーズな切り替えを生む第一歩となります。
*一瞬のシルエットですが、いろんな角度で観ることで滑り手の感覚が分かると思います。
このシルエットに自分の感覚を乗せると可なり上達できると思います
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左が池田真理選手、右が水落亮太選手の素晴らしい滑りです。
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2)決勝最終日ウサギ平の整地フリー、山周り仕上げ付近の曲面では、
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左が優勝した井山敬介選手286点2位、右が大谷敏也284点8位の素晴らしい滑りです。
二人の滑りにもスムーズに切り替えるための共通点が有りますので観ていきましょう。
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①外脚重視した重心移動
舵取り期で両脚の中心にあった重心を外脚方向に移動しています。
またその運動により、外脚主体でターンを仕上げています。
大谷選手は、肩と両手のラインを斜面に合わせることで、井山選手より早めに
重心移動をしています。
外股関節と外膝を柔軟に使い外スキーに重みを乗せながら重心移動をしています。
この山周りの舵取り期ではターンの意識ではなく、重心移動をしながら斜滑してる感覚です。
②スムーズな切り替えを意図とした目線
両選手とも次のフォールライン方向を意識した目線、つまりターン軌道に対して
少し内向き(山周りは外向き)に意識することでスムーズな切り替えが可能になります。
③重心位置は踵
足首は緊張し踵付近でターンを仕上げている結果、両選手のノーズが浮いています。
このバランスが走りと切れ、切り替え後のターンスピードに繋がります。
藤井守之選手285点4位の素晴らしい滑りです。
④井山選手・大谷選手より早いフォールライン過ぎからの重心移動している藤井選手の滑りです。
もしかしたら、リズム変化の曲面かもしれませんが、上体の重心移動のタイミングが早いことに
注目してください。
*山周りは重心移動がターンの殆どと言っても過言ではなく、ターンする意識はあまりないと
思われます。
各選手一瞬の画像ですが、かなり参考になるシルエットです。
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3)これは切り替えの曲面、素晴らしい滑りです。
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左は決勝1日目ナチュラル大回り丸山貴雄選手285点1位の滑り、
右は、大会前に兎平で練習している柏木義之選手の滑りです。
完璧と言える二人の切替局面を探っていきましょう!!
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両選手の完璧なニュートラルを軸として観てみましょう。
①前後軸:下肢は水平面とほぼ直角に、上体は雪面とほぼ直角に出来たシルエット
*特に肩のラインと両手のラインが斜面と並行、両選手とも完璧なニュートラルです。
山周りで上体は谷方向に移動しつつも、スキーのエッジは少し残したことで、
アンダークロスの切替が可能、スキーの走りえと繋げることが出来る。
②左右軸:山周りで踵に乗ったままテールを撓ませることで走る切れる切り替えが可能に。
③上下軸:目線はターン軌道に対して正対、その他の部位は全てスキーに対して
正対していることで、スキーの推進を促進する運動をしている。
④ポジション:低いポジションは外脚の伸展は当然のことながら、内脚の伸展も可能にし、
外方向に対して完璧なほどの捉えが可能になる。
⑤足首の緊張
これだけのスピードと低さで通常だったら後継になるが、両選手は無意識で両足首を緊張させている。
緊張することで、ブーツの前傾角度を保持出来、踵荷重が可能になりロスの無い切り替えが可能になる。
⑥リラックスした身体
山周りで得たパワーを次のポジションへ導くリラックスしたニュートラルポジションです。
俊敏に対応でき、谷周りの運動へスムーズにかつ早い外脚の運動が可能なリラックスした身体の使い方です。
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4)早い捉えの谷周り
画像を見ながら説明したいところですがオフィシャルサイトのレポート画像から谷周りは見つかりません。
非常に残念です。
改めて谷周りについて語りたいと思いますのでお楽しみに。
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今回は、技術選手権のオフシャルサイトから画像をピックアップして説明させて頂きました。
説明の内容は個人の見解で語っていますので、幾分誤差が有るかもしれません。
しかし、この画像と自分のイメージを重ねるだけで滑りの違いを感じると思います。
トップ選手の滑りは全てが肯定的に評価できるはずです。
少しでもトップ選手に近づけるよう、いろんな角度からトライしていきましょう!!