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9月 02

『カスタムインソール(コルク調整付き)ヒストリー?!』

良く雨が降りますね!

涼しくて良いですが、元気が今一つ出ません( 一一)

でも西から晴れ間が!

良い週末になることを祈って。

ようこそ!! COMPE 104 おやじのブログヘ。

今日はちょっとカンティングやインソールの事をコピッとお話したいと思います。

現在、COMPEのインソールはカンティングした特殊インソールです。

メーカーさんの話では

『全国でもCOMPEさんだけなんじゃないかな』なんて言われています。

カスタムしたSIDASインソールにコルクを貼って、

理想のカンティング(+0.5度~+1.0度)に合うよう傾斜を付けて削っています。

上のインソールは

左が4度内側に、右が3.8度内側に入ってしまう長野市K様のインソールです。

合わせてブーツ加工と理想のカントに近づける様、コルクの研磨で調整します。

このインソールを作るきっかけになったのは15.6年程前の43歳頃からの話、

何とかして自分自身が上手く滑りたい上達したいと思ったのが事の始まりでした。

カスタムインソールを挿入し、ブーツのフィット感は満足していたのですがが機能性が(*´з`)

特に右足のX脚が酷く、数値で測ると+の4.5度

今までのお客様を含めても一番酷い数値だった!

技術選に参戦しても30位~50位代止まりで、目標の北関東技術選に出られる順位に程遠い状態( 一一)

カントがズレている滑りの状態は?

右ターンは、内脚の右足が返らず凄いX脚で両脚使えずに苦労し、

左ターンは、右スキーのインエッジが立たず、更に身体のローテーション!

全て、右脚のX脚が原因と分かっていた!

なので、

ブーツチューンの対策方法は?

1.右ブーツのカンティングパーツをフルに外へ

2.右インナーブーツとシェルの間に詰め物をして膝頭を外方向に強制した。

しかし、

カントを合わせたがエッジが効かない、重さが乗らなく撃沈された!

足裏内側踏みつけラインの荷重感が薄れて力が伝わらなかった。

見た目だけのカンティングでは全然駄目!

そこで、足裏の基本はフラットに踏めること、

また内側の踏みつけラインが感じる事が重要であることを痛感した!

垂直に近い荷重感と踏みつけラインを感じられた前提で、

ベストカンティングで有ることがテスティングの結果と分かった!

なので、

ブーツチューンの矛先はインソールに目を向けた。

汎用性のあるセミカスタムインソールはあり得なかった!

フラットに踏めて踏みつけラインがしっかり感じられるカスタムインソールの作成に勤しんだ!

しっかり踏めるには?

外方向にカンティングしたことで、内側の踏みつけラインが空洞空っぽの状態、

そこにしっかり埋めてフラットに踏めるインソールの開拓が必須!

張り付ける事、削ることは然程苦労しなかったが、

カスタムインソールの下に貼る素材に苦労した。

メーカーから柔らかい・普通・硬いスポンジ素材を購入し試した。

柔らかい:加工はし易いがグリップが悪く変形やヘタリが出てしまう

普通:やっぱりグリップ悪く変形してしまう

硬い:グリップは程々だがコンクリートの上にいる感じで疲れる

こんな感じで3年程、『滑る創る滑る創る滑る』の繰り返し、

テスティングを重ねるが素材が決まらない( 一一)

素材に求めるものは?

硬さの中に弾力性のある素材が理想だった!

答えはコルクだった!

何のきっかけでコルクを貼りだしたのかは覚えていないが、

コルクの硬さと弾力性は硬いカスタムインソールとの相互性は良かった!

硬いのにしっとりとした足裏感と踏みつけライン、

エッジグリップは良くて疲れない、目指していたインソールの完成だった。

インソールの完成と47歳で目標の北関東技術初出場は偶然だったろうか?

いや、偶然では無かったと確信している。

効率よく伝わるベストカンティングと

ブーツ内でロスのないカスタムインソール(コルク調整付き)は本領を発揮してくれた!!

その後怪我で出られないシーズンは合ったが、

大会に出た年は北関東大会に出続けているのも偶然ではない。

今日、7足分2時間強削りながら考えていた。

このインソールに出会えなかったらどうだっただろう?

59歳の今でも現役では居られないし、

スキーという楽しさを伝えられ無かったかもしれないと思う。

このインソールの創り始めは自分の為だったが、

実績が残せるインソールは全ての仲間に全ての皆様に

使って頂ければと幸い思いながら今まで来ています。

本当に良いインソールと出会えて本当に良かった思える今日の作業でした。

スキー上達の悩みは個々色々と思いますが、

操作性や伝達性はロスなく効率良く運動できるのがベスト!

この部分はスキー上達には必須の条件だと思います。

ブーツはただ単にフィット性や居住性を追求するのではなく、

もう少し奥深い所に目線を向けては如何でしょうか?

ブーツでお悩みの皆さん、

遊びがてらお店にご来店くださいませ。

ご来店の際は、

ご使用のBOOTSと膝のセンターを計測するので短パンかジャージを

ご使用のソックスもご持参ください。

また、事前にご予約頂ければ幸いです。

TEL/FAX:0296-75-1044 compe104@snow2.net

市村までお願いいたします。