«

»

12月 24

『中々直らないスキーの欠点克服スキー塾!!Lesson.10 テール振りの小回りを克服?』

久々に今朝は寒かった

左の奥から光が!ビルのガラスに朝陽が反射してキラキラ光ってきれいです!

20161224_06551220161224_065518

日光連山には雪雲が冬は交友景色じゃないと駄目ですね♬

空気が澄んで、

20161224_064305

ラスカ運動公園のモニュメントが浮き出て!冬晴れって良いですね(^^♪

この降雪でゲレンデ復活!!

岩鞍では西山復活

img_0_mimg_1_m

ブナの木コースの新雪、ななかまどコースが良い感じですね♫

八方尾根でも、

16122402_happo16122403_happo

30cmの降雪で兎と黒菱が復活し、11時からスカイライン非圧雪コースが全面OPEN~

もう画像見てたらタマランですね(*´з`)

ようこそ!! COMPE 104 おやじのブログへ。

第10回目Lessonは『テール振りの小回りを克服』です。

急斜面の小回りをコントロールするため、テールをワイパー状に振って降りてる方を良く見かけます、

ウェーデルン時代に習得された操作が残って、ただテール振りの小回りでは丸いターン弧は描けません。

三日月型の半円を描くズレのあるターンでコントロールしたいものです(^^♪

テール振りの小回り原因は

①荷重バランスが少し前か、母指球荷重で踵が上がってしまう

②早く回りたいという意思が強いためスキーのテールを動かしてしまう

③外スキーのエッジのみでコントロールしている

④半円を描くターンのイメージが少ない

⑤ローテーションし身体が山に残るため、テールを振ることでしか切り替えられない

テール振りの小回りを克服し

スキーの性能を引き出せる技術と運動を身に付けてテール振りの小回りを克服しょう(^^♪

テール振りの小回りを直すバリエーショントレーニングを紹介します。

1)ポジションチェック(中斜面)

*前傾過多や母指球荷重のバランスを強制する

・中斜面に逆八の字で立つ

・自然と足首が緊張された曲がった状態、足裏全体に荷重

・足首が入る分、膝や股関節も適度に曲がる

・骨盤が立ちお尻は突き出した感じで背が張ったシルエット

*このポジションは、

小回りだけでなく全ての滑り方の基本ポジション、常にイメージして欲しい。

2)トップを下げるにはスキーの性能を知る(中急斜面)

停止した状態でスキーを真横に向け重心は踵付近

*この状態からテール振りの方は、

高いポジションから山スキーのテールを高い位置に動かすシュテム動作で

トップをフォールライン方向へ向ける運動になっています。

本来は下記の方法でトップをフォールライン方向に下げていきます。

・左右真ん中に合った重心を外スキー(谷方向)に移動しながらポジションを下げていく

・すると、両スキートップが下がっていく同調操作を理解できる

・左右交互に連続で(一回ごと停止して)

・トップが落ち始めたら内スキーを外スキーに添わせる意識で山周り(ターン中の意識)

*重心が山に残っていると、重心がつま先方向だとトップは下がらないので注意

ターンの入り口では、焦ることよりスキーの性能と重力を利用して切り替えたい

*2)のスキーの性能を知ったことで3)のバリトレです。

3)トップを落とすテールを落とす

右ターンの場合

・真横から重心を落としながら谷スキー(右)のトップを谷方向へ動かしトップを落とす

・トップがフォールライン方向を向いたら山スキーの右テールを落とす

左ターンの場合

・真横から重心を落としながら谷スキー(左)のトップを谷方向へ動かしトップを落とす

・トップがフォールライン方向を向いたら山スキーの左テールを落とす

*最初は止まる程のスピードで1回ごと停止して、

正確に運動の要素を理解したらスキーの動きをリンクさせ連続ターンする。

*谷スキーを動かしトップを下げる操作と山スキーのテールを動かす操作を連続で出来ると、

内スキー操作が習得出来、シュテム操作やテール振りの小回りを克服できる。

是非、実践してください。

4)ストックワークで重心移動とタイミングを知る(中斜面)

—-平地でシミュレーション—

・斜めに立ち、ブーツに対して直角の1m程の位置にストックを突くと、

上半身は幾分突く方向へ移動する

・この状態から、外足をストックの突いた処へ移動すると体は谷へ移動する、

これが小回り谷周りの重心移動です。

*左右交互に試してください.

—斜面でシミュレーション(右外足)—

・斜めに立ち、右ブーツの直角1m程の位置にストックを突くと、

高低差がある分上半身は突く方向へ移動する

・この状態から、外足をストックの突いた処へ移動すると体は谷へ移動し、

外スキーは角が立つ、これが小回り谷周りの重心移動とエッジングです。

5)強い外スキーのエッジングは控えめに、内足外旋主体のターン

・目線と肩、胸と腰を常に水平面に合わせる意識で、

自然と外スキーのエッジングは強まるのであまり意識しない

・意識は、3)で習得したテールを落とす運動からトップを外旋させる運動に

・外スキーの内側に回り込む性能に同調させるため、

内スキーの外旋運動(内スキーのトップを外側に回す動き)が必須

*この運動が習得できると、均等な三日月形のシュプールで滑ることが出来るのです。

『テール振りの小回りを克服』するには、

スキーのトップをフォールラインに向ける運動と内スキーを外スキーに同調させる運動、

それと、身体を谷方向へ落とせるストックワークにあると言えます。

『テール振りの小回りを克服』出来ることで、

中急斜面を安全にスムーズに綺麗なターン弧で滑れるようになります。

出来るまで何回も何回も復習して上達に繋げて頂きたいと思います。

次回は、『Lesson.11 小回りストックワークを克服』です。

お楽しみに(^^♪